「探究型学習推進プロジェクト事業」(1年次)研究報告書
山形県では、山形県第6次教育振興計画の基本目標である「人間力に満ちあふれ、山形の未来をひらく人づくり」と、それを推進するための3つの目指す人間像を育成するため、10の基本方針のもとに施策を体系化し、それぞれの施策について本県教育の現状と課題を踏まえ、今後の方向性を示すとともに、主な取組みや目標指標を掲げています。
「基本方針Ⅲ 社会を生きぬく基盤となる確かな学力を育成する」における施策の一つとして、平成27年度より探究型学習推進プロジェクト事業を行っています。その1年次における研究報告書を作成しましたので、お読みいただき、意見交流のきっかけとしていただければ幸いです。
《 目 次 》
はしがき
はじめに
1 なぜ、いま「探究型学習推進」なのか
2 「探究型学習推進」のねらい
3 「探究型学習」の定義
4 「第6次山形県教育振興計画」における位置付け
5 国の動向とのかかわり
第1章 探究型学習の推進に向けて(学び続ける児童生徒を育成するために)
1 探究型学習の背後にあるもの
2 探究型学習で大切にしていきたいこと
3 具体的な授業に乗せながら(一人一人の異なる世界)
4 可塑性のある内容が示すこと
第2章 実際の授業実践から
1 授業における具体的な児童生徒の姿から
2 小学校及び中学校の実践事例
事例1 児童の主体性が表れた場面
事例2 児童の課題意識が高まった場面
事例3 児童が情報を求めている場面
事例4 児童の思考が整理されたことで課題意識が生じた場面
事例5 疑似体験と対話を通じて、生徒の考え方が広がり深まった場面
事例6 生徒が理解を深め意欲を持続させながら学習課題に取り組んだ場面
事例7 生徒の学習する意欲が刺激された場面
事例8 生徒が試行錯誤しながら表現を工夫する場面
事例9 生徒の思考の流れを重視した課題設定の工夫をした場面
事例10 生徒が本気で挑戦したいと思う魅力ある課題から授業展開した場面
事例11 生徒の思考が広がった場面
「思考を広げ深めるための道具」を使った授業を展開する際の留意点
3 本県のスーパーグローバルハイスクール挑戦校やスーパーサイエンスハイスクール挑戦校における実践事例
4 長期研修生(12か月)の所属校において行われた実践事例
結びにかえて
1 「探究型学習推進」における今後の課題
2 県外先進校の視察から
3 今年度の研究を振り返って
資料 平成27年度 探究型学習推進プロジェクト事業実施要項
推進協力校・研究協力者・調査研究担当者