<来所相談>小学校 3年女子児童

 【相談のきっかけ】

  ・ 9月中旬、学級担任の紹介で母から電話相談。

  ・ 電話で御相談の内容を確認し1週間後の予約となる。本人が応じたら
   一緒に来所することとし、来所相談を無理強いしないことを確認。


  ・ 主な相談は、本人に体調不良と登校の渋りがあること。


 【相談経過】

  ① 初回は、母と本人が来所し相談が始まりました。まずは、遊戯室で、
   母子と相談員の3名で面談し、途中からは遊具を使っての遊びを
   取り入れました。


  ② 2回目の相談から母は相談室に移動し、母と子が別の部屋で過ご
   すようにしました。
     母と相談員は、本人のこと、家族のこと、学校のことをじっくり語り合
   いながら、親としてできることを考えるようにしました。

 

<来所相談>中学校 1年男子生徒

 【相談のきっかけ】

  ・ 5月下旬、教育相談リーフレットを見て、母から電話相談。


  ・ 部活動になじめないことや、本人の「学校面白くない」との言葉に、母
   は「不登校になるのでは…。」と心配になる。


  ・ 母は、解決をめざし自分が積極的に動きたいとの意向。


  ・ 3日後に来所予約となり、両親が相談に来られた。


 【相談経過】

  ① 両親揃っての来所に感謝を伝えるとともに、本人の学校生活と家庭
   での生活の様子を確認しま した。


  ② 一番上の子だったので、中学校への遠慮から学級担任にはまだ相
   談していないこと、本人は、担任に対して比較的良い印象を持って
   いることなどがわかりました。そこで、早速学級担任に連絡し、親の思
   いを伝えてみることになりました。


  ③ 相談員は、担任との連絡が比較的取りやすい時間帯や面談を申し
   込む際の具体的な言葉の選び方などを一緒に考えました。


  ④ 2週間後に2回目の来所相談を行いました。母のみの来所でした
   が、相談員はその後の本人の様子や先生方の援助の実際を確認
   し、 良好に推移していることが判明したので、学校との関係も、本人と
   のかかわり方も、 今のやり方をもう2週間続けることを確認しまし
   た。


  ⑤ その2週間後、3回目の来所相談では、期末テストに向け意欲を示
   している本人の様子が明らかになったので、来所しての相談はいっ
   たん終結することにしました。


  ⑥ 1ヶ月後、母から電話で相談があり、夏休みに入ってからは更に元
   気で、部活動で毎日頑張っていることが伝えられました。

 

<来所相談>高等学校 2年男子生徒

 【相談のきっかけ】

  ・ 6月中旬、「出席日数不足と成績不良を担任から指摘された」と、母親
   から電話で相談があった。


  ・ 本人は、1年の後半から生活が乱れ、追試験や補講などでようやく進
   級できた。


  ・ 現在は、遅れて登校し、遅くに帰宅することが多い。


  ・ 「こんな学校やめてやる!」と口走ることもあり、今後どうしたらよいか
   困っているとの相談。


  ・ 電話より、直接お会いした方がじっくり相談できるので、1週間後に来
   所相談の予約となる。


 【相談経過】

  ① 母一人で来所され、相談が始まりました。その日の朝も、「登校す
   る・しない」で本人とひと悶着(もんちゃく)あり、相当疲れた表情でこ
   れまでの経過等を涙ながらに語られました。


  ② 1年の後半からは父親との関係が悪く、双方に聞くに堪えない暴言
   や暴力的な振る舞いが見られた様子。父と子の間で、自分はどう考
   えどんなふうに振る舞えばよいかわからないこと、こんな事態を招いた
   のは自分の子育てが間違っていたこと、今は全てに自信を失って
   悪いことばかりを考えてしまうこと、などが語られました。


  ③ 相談員は、母親としての迷いや苦悩をじっくりお聴きし、母親の誤っ
   た理解や思い込みが少しでもほぐれるよう努めました。


  ④ 進級や今後の進路については、父親の意向も大事にする必要があ
   ることを確認し、まずは、夫に対して母としての今の率直な思いを言
   葉で伝え、二人が力を合わせて考えていくことが事態の解決につなが
   るとの認識を確認しました。


  ⑤ 遠方であったので、その後は電話での相談が約4カ月続きました。
   母一人で乗り越えられそうにない場面に出会うたび、電話で自分の
   考えを語られました。電話の中で相談員に語ることで、その後の対応を
   決意され、実行につなげようとされていました。


  ⑥ 半年ほどして、電話で来所相談の申込みをされました。お会いして
   伺うと、本人は新たな進路を決意したことや、本人の次なる進路を話
   し合う中で、親と子どもの関係、そして自分を夫との関係が少しずつ良
   くなっていったことなどが語られ、相談は終結しました。